平成生まれの方であれば誰もが知っている「しまじろう」。

子供の頃に教育通信のチラシで散々目にしたキャラクターだと思います。

実際に通信教育を取っていた人からすると、自分の子供時代を象徴するぐらいの存在であります。

長年、教材のマスコットとして起用され続けているしまじろうですが、いまだに不動の人気を誇ります。

今日、なぜしまじろうが長く愛されるのかという記事が上がり、大きな反響を呼んでいます。

目次

しまじろうが愛される理由

しまじろうはベネッセの幼児向け教材である〈こどもちゃれんじ〉発のキャラクターです。

近年、彼をメインにした映画『しまじろうと そらとぶふね』の公開を控えています。

映画だけでなく、キッズパーク『しまじろう シーパーク』も今年2020年の3月に開業予定であります。

しまじろうは1988年の誕生から30年以上も経ちますが、令和の今になって全盛期を迎えてるような印象です。

なぜ、大昔に登場したしまじろうが、今も変わらずに多くの子どもたちの心をとらえ、愛され続けているのでしょうか?

その答えを〈こどもちゃれんじ〉キャラクター開発部部長の大久保瑞恵さんが答えてる記事が出ているのです!

その答えには”自分と同じ目線の友達”という、しまじろうのあり方にありました。

「当時は早期教育が流行っていて、先取り教育が注目されていた時代でした。しかし、弊社ではそうしたスタンスではなく、『子どもの成長に合ったものを作ろう』と考え、早期教育の危うさを訴える専門家の先生にご相談し、監修をしていただいて、子どもの発達に合わせた〈こどもちゃれんじ〉を作ったのです。と同時に、子ども向けのキャラクターとして作られたのが『しまじろう』でした」

 対象年齢は0歳から入学前まで。乳幼児期が必ず触れるキャラクターはいろいろあるが、通信教材としての「しまじろう」の場合、他のキャラクターと大きく異なるのは、「子どもと一緒に成長していくこと」(※映画やテレビアニメでは年中さんの年齢で固定)。また、そうした時期の子どもたちにとって、「しまじろう」が担う役割は、「バディ(友達)」であるということだという。

 「キャラクターには、先生役やライバル役、自分より小さい存在など、いろいろあると思うんですが、しまじろうは先生でもなければ、お兄ちゃんでもない。子どもたちが『自分と同じ』と思える、等身大の存在なんです。子どもにとっての自分って、本当の自分よりもちょっとかっこよかったり、ちょっと出来る自分だったりするんですよね。だから、最初は『等身大だけど、ちょっとだけ憧れる存在』として、発達が進むと『自分も頑張ろう』と思えるライバルとして伴走できるよう、設定しています」引用元:Yahoo!ニュース

子供たちが、しまじろうの中に自分自身を投影できる、もう一人の自分のように見せる戦略がされていたのです!

これまでのライバルや先生で子供の熱意を煽る体育会系の教材とは違い、当時はかなり斬新なあり方であったのです。

いろんなニーズに応えるキャラクターたちの存在

しまじろうが頑張っているから自分も頑張ろうと思えるのです。

そして、親や友達の存在も、他キャラクターとして存在しており、道徳的にも子供に優しいストーリーも持ち合わせているのです。

こどもちゃれんじ〉開講時に作られたのは、主人公のしまじろうと、その友達で、女の子の「らむりん」、男の子の「とりっぴい」だった。そして、91年には女の子の友達として、うさぎの「みみりん」が登場。最近では、「らむりん」のかわりに、猫の「にゃっきい」が登場している。
「にゃっきいは、働いているお母さんと、お兄ちゃん、おばあちゃんとの4人暮らし。最初の頃は、専業主婦のお母さんと働いているお父さんが家族構成のベースにあったのですが、今は様々なご家庭があることから、共感していただける要素を増やすよう、キャラクター設定も時代に応じて変化させてきました」

 30年以上の歴史の中で、他にも家庭環境や親子の描き方などで、時代に合わせて変化している点はあるのだろうか。
 「お母さんがいつもエプロンをつけていたり、お父さんは朝の忙しい時間に新聞を読んでいたりという、昔の典型と言われるお母さんの役割・お父さんの役割を出さないよう、また、女の子ならピンクや赤、スカートをはいているとか、男の子なら青とか、そういった判断軸をこちらが子どもたちに与えてしまわないよう、ジェンダーへの配慮も行っています。〈こどもちゃれんじ〉の商品・サービスは多くの場合、子どもにとって初めての出合いになるから、良いものにしたい。初めてを提供するという責任感は、携わる全員が持っているつもりです」引用元:Yahoo!ニュース

しまじろうは、30年以上の歴史の中で、一貫して変わらないのです。

自分と常に等身大であること、そして安心安全のイメージで健全であること。

あえて、しまじろうが先生になって教える展開を抑え、子供のままに収めているのです。

しまじろうが愛されていることへの反応

キャラクターデザインは個人的にはあんまり好きではないのだけど、内容はとてもいいと思います。テレビを見て息子もしまじろうの真似をしてお手伝いをしてくれたりしていました。

・20年近く前、「しまじろう」にはたくさん助けられました!感謝です。娘は、しまじろうが大好きで、信者のようでしたから。しまじろうを肌身離さず、持っていました。その娘の部屋には、まだ「しまじろう」がいます。色は褪せて、質感も変わってしまったけど。。

小さい頃からやんちゃでややこしかった次男ただ今18歳の受験生。言えないので「ちまじろう」と呼び、ずっと抱っこしてました。大好きなわりに2度なくし、3号さんまで買いました。私が忙しい時や雨の日はビデオを見せてたなぁ…。懐かしいです。しまじろうで大きくなった子も多いと思います。

30年ですか。見てた方が母親になってる場合も多いでしょうね。我が子も好きでした。しまじろうが言えなくて、しまじじろうと言ってました。見ると何とも言えない気持ちになります

3人の子供の育児の際に、しまじろうにはお世話になりました。今では上2人は成人。下の子も高校卒業を迎えます。孫がいるので、孫にもしまじろうを通じて学びを伝えたいな…おばあちゃんとして。

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