人気定食チェーンの大戸屋。

ちょっと大人な方がランチに利用するイメージのある大戸屋。

そんな大戸屋が今年に入って客離れしているとの話です。

大戸屋といえば、今年の春頃にバイトテロがあったことで話題になりました。

目次

大戸屋のバイトテロからの負の積み重ね

大戸屋のバイトテロの引き金となったのが今年2月のバイト従業員のおふざけ動画。

あるバイトが配膳用のトレーで自分の下半身を隠すなどのおふざけ動画をアップし、炎上したのです。

この動画については2月16日、大戸屋HDが客からの指摘によって把握したと発表。18日には、社内調査の結果とともに、従業員3人を退職処分にしたと伝えた。

3月4日の発表文では、今回の不適切行為の本質は「食べものを粗末にするという、食べもの屋としてあってはならない行為を起してしまった」ことにあるとし、問題を起こした個人だけでなく、従業員教育が不十分だった経営陣にも責任があると指摘。信頼回復の第一歩として、営業を1日取りやめて従業員の再教育と店舗清を行うことにより、モラルの向上を図ることにしたという。引用元:Yahoo!ニュース

この当時は他の飲食店でも同様のバイトテロが起きており、大戸屋に限った話ではありませんでした。

それでも当時は全国350店舗をお休みにされるなど、かなり売上に悪影響。大戸屋が潰れるなんて噂があったぐらいです。

さらに、そのバイトテロからの休業の後に、定食の値上げがあったことで、決定的な客離れが始まったとされます。

大戸屋の客離れの理由は高い・遅い?

もともとお手頃な価格で本格的な定食が食べれるとして人気のあった大戸屋。

しかし、バイトテロの直後に書く定食を10円から70円の価格アップ、全くお手頃な定食チェーンではなくなってしまったのです。

全盛期には600円代の定食が多く、学生のファンまでいたお店でしたが、ここ最近の間に800円から900円もする定食チェーンに変わり果ててしまいました。

さらには、手の込んだメニューが多いということで、注文して出てくるのが遅いことが多く、その難点も改めて悪い方向に見られてしまいました。

やよい軒と大戸屋だったら、味が確かな大戸屋にしたいという層がいたと思いますが、価格がやよい軒の方がお手頃になってしまったという背景もあり、多くのお客さんがやよい軒に流れてしまいました。

大戸屋ランチの廃止も痛い

さらには大戸屋には長くから続き人気の「大戸屋ランチ」というのがあったのですが、いつの間にかその「大戸屋ランチ」が廃止されてしまったのです。

安価で人気があった定番商品「大戸屋ランチ」(720円)がなくなったのも大きい。「大戸屋ランチ」は、竜田揚げ、かぼちゃコロッケ、目玉焼き、サラダ、ご飯、みそ汁、お新香がセットになった定食だが、今年4月の値上げのタイミングにメニューから消えたのだ。これで「ランチ」と名の付く商品はなくなってしまった。

 その代わりとしてか、似たような定食として「大戸屋おうちごはん定食」(870円)が新たに加わった。使われている食材は「大戸屋ランチ」とほぼ同じだが、竜田揚げではなく肉団子になっている。食材の面ではこれ以外の大きな違いはない。

 大きく異なるのが価格で、「大戸屋おうちごはん定食」は「大戸屋ランチ」より150円高い。内容が異なるので値上げとは言い切れないが、利用者に「高くなった」という印象を与えたことは否めないだろう。引用元:Yahoo!ニュース

大戸屋に行くと、多くのテーブルにて大戸屋ランチが運ばれていることがわかります。おそらく最もファンの多いランチであったことでしょう。

かつては海外進出も目論んでいた大手チェーンですが、今ではそんな夢も語れる余裕もないです。

味は確かな定食チェーンなので、何かのきっかけでしっかりと復活してくれたら嬉しいですね。

 

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