長年、ミスチルのドラマーとして活躍されているジェンごと鈴木英哉さん。
スローな曲が多いミスチルのドラマーということで、技術的な話はあまりされません。
実際に鈴木英哉さんのドラムはどのようなレベルなのか?
元々ドラムをやってた友人の証言を元に書いてみたいと思います。
目次
鈴木英哉(JEN)のドラムは上手or下手?
世間的にはXのYOSHIKIさんのような分かりやすくパワードラムがチヤホヤされがちです。
しかし、実際には日本のドラマーには、スローな曲に対応できる繊細な意味で上手いドラマーの方が多くいるとされます。鈴木英哉さんもその一人のようです。
早い曲はその日のドラムの気分やコンディション次第で、いつもよりも早くなったり緩やかになったりし、各メンバーは辛うじてそのスピードに合わせて演奏します。ファンは早い曲の微妙なテンポの変化に関しては寛大です。
しかし、遅い曲というのは、露骨にスピードが変わることが許されないのです。ベースもギターもボーカルも、遅い曲のスピードの変化に対応するのは大変なことです。仮にうまく対応できても、そのバンドの曲を愛して見に来てるファンの目を欺くことは厳しいです。
そういう意味でも、遅い曲だらけのミスチルのライブを安定して叩き、それを何十年も演奏し続けてる鈴木英哉さんというのは、スタジオドラマーばりの技術を持っているということです。
上手いのは勿論のこと、スピードドラムよりも粗を探すのが難しいので、下手だと立証することの方が難しい方のようです。(つまり天才的に上手い?)
さりげないアレンジ力がすごい
また、鈴木英哉さんは静かで緩やかな曲に対して、さりげないアレンジやアプローチが上手いとされます。ミスチルの曲は桜井さんのボーカルを邪魔してしまえば終わりなのですが、ボーカルの線を崩さずにロック感、悲壮感を増すアレンジができるのです。
シンバルを叩く力加減1つにしても、独自の美学を持っているようです。気が遠くなるような技術論です。ジャズに近い感じでしょうか?
ミスチルの曲は再現が難しい?
ちなみに友人は高校生の頃に軽音部でミスチルの曲をやらされそうになり、真っ先に拒否したそうです。
それはドラムの繊細なセンスも勿論のこと、音作りが適当な学生のセットで再現は難しいと考えたからだそうです。
カラオケでは気軽に歌えるような印象のミスチルの曲も、バンドで再現するにはたくさんの技術とPAの協力がないと難しいのです。
鈴木英哉モデルのスネアが人気?
2013年頃に鈴木英哉さんモデルのスネアが発売になると、一気に売れたそうです。それだけ鈴木英哉さんのドラムセットがドラマーの間で注目されていたということですね。
カタログに書かれた本人の商品コメントでは、
「叩くポイントを変えることで、どんなジャンルの音楽でも活躍してくれます。リムショットをした時の、突き抜けるような大音量はクセになるよ!!by鈴木英哉」
と記述されています。
鈴木英哉さんは曲によってスネアを変えたりするので、ミスチルを完コピしたい方は、スネア代だけでお金が飛んでしまいますね・・・。