2017年に当時はボカロPとして活動していたn-buna(ナブナ)さんが、ライブにゲストボーカルとして参加していたsuis(スイ)さんと結成したのが「ヨルシカ」。
メンバーはボーカルのsuisさんと、ギター・コンポーザー及び作詞作曲も担当してn-bunaさんの2人、それに加えてサポートメンバーがいるだけです。
まだデビューして数年の彼らですが、元々ミステリアスなスタンスなので、分かっていることが限られてます。
目次
ヨルシカの名前の由来は「雲と幽霊」の歌詞
ヨルシカというバンド名を聞いて「なんだ?」と思った方が多いと思います。
ミステリアスなバンドなので、どこかの地名や架空都市の名前かと思ってましたが、由来はかなり意外です。
彼らの1stミニアルバム『夏草が邪魔をする』の収録曲「雲と幽霊」の歌詞の一節「夜しかもう眠れずに」の「夜しか」から取り、「ヨルシカ」になったのです。
n-bunaさんがこのフレーズを気に入っていたからだそうですが、気に入ってる理由は不明です。
もしかしたら音に対しての歌詞の乗せ方が理想系だったのか、このフレーズを考える時に苦労した思い出が自信になったのか。
好きなアーティストの曲や歌詞から由来になるケースは稀にありますが、自分らで作った曲の歌詞を自分らのバンド名の由来にするのは珍しいケースですね。
ヨルシカのロゴは月で「6時から夜」の意味
目のようなデザインのロゴマークは、実は月です。白と黒のロゴの白部分を中心に見ると月のマークになっていることがわかります。
月と月が向かい合っているモチーフで、時計の針にもなっており、「6時から夜」という意味が込められています。
ヨルシカの由来が歌詞の「夜しか」から来ていることから、月と夜6時を示す意味が込められているのです。
ヨルシカの人気曲/代表曲と意味[初心者入門編]
八月、某、月明かり | 早い曲だけれども言葉が胸に入ってくる。エイミーがスウェーデンを旅してるテーマで、スウェーデンの都市名がいくつか歌詞に登場。 |
夕凪、某、花惑い | エルマ、エイミーが夏を待つ可愛い曲。 |
心に穴が空いた | 代表曲『だから僕は音楽を辞めた』の続編の意味を含めた曲。帝京平成大学TV-CMソングに起用。 |
負け犬にアンコールはいらない | 明るいロックソング。失恋したばかりで熱くなってる人の愚痴をお洒落にしたような歌詞が素敵。 |
藍二乗 | サビの疾走感がエモい曲。華やかだけど切ないメロディ。MVが爽快感あって美しい。 |
ヒッチコック | 明るいのに悲しい曲。あっさりした歌い方が印象的。先生に人生相談をするエピソードが歌詞に含まれており個性的な作品。 |
言って。 | 耳当たりが良いポップロック。ストーリーがパズルのピースのように散っており、回収して繋がった瞬間のハッとした気持ちは衝撃的。 |
だから僕は音楽を辞めた | メロディも歌詞も完璧な名曲。ボーカルsuisの感情的な歌唱が印象的で、実際に本人もレコーディングの時に泣きながら歌ったそう。n-buna自身も一番自分を詰め込んだと語る通りに、ヨルシカが決死になって作った秀作である。 |
ただ君に晴れ | シンプルで聴きやすいオードソックスなサウンド。駆け抜けるようなサビの疾走感がたまらない。綺麗な曲で何度でも聴ける楽な曲。 |
雨とカプチーノ | 梅雨の穏やかさをお洒落に表現した曲。変拍子や転調が多くちょっとしたジャズ気取りな気分にもなれ、カフェっぽいです。 |
「ヒッチコック」のMV
先生に質問する歌詞と解釈
ヒッチコックはヨルシカの歌詞だけでなく映像の魅力がずっしり詰まった曲です。
怪物のように見える人が大人で、手がないのは、大人は手を貸してくれないという解釈です。
怪物(大人)は何を考えているのかわからない得体の知れない化け物。助けてもくれない。
子供から見た大人の醜さや怖さを表現した意味の映像です。
「言って。」のMV
新海誠監督も絶賛の曲!
この曲は「君の名は。」で時の人となった新海誠監督がツイッター上で「素晴らしいな」と絶賛し話題になった曲です。
デビューしてすぐの2018年のヨルシカをチェックしてるなんて、流石は名監督ですね!
「だから僕は音楽を辞めた」のMV
ストーリーの始まりの曲でヨルシカの狼煙
この曲はエルマら主人公の物語の始まりの今日です。
また、ヨルシカが世間的に認知されるきっかけになったヒット曲です。
ファーストアルバム自体がこの曲を基盤に築き上げられたので、ヨルシカのスタートの曲と言っても過言ではありません。
「ただ君に晴れ」のMV
TikTokで大暴れの名曲!
ヨルシカは知らないけど、この曲なら知ってる!という若者は多いです。
バンドが売れてからヨルシカの曲だと知って、ヨルシカ自体が好きなった人は多いです。
たまに「TikTokのパクリだ!」と言われることもあるぐらいです。
バンドのイメージよりも先に曲の良さが受けたという点、ヨルシカの自信に繋がり、顔出しをしないという信念を確固たるものにした作品だと思います。
suis/n-bunaは顔出しせず年齢や誕生日も非公開
そんなヨルシカは「先入観で音楽を聴いてほしくない」というコンセプトをもったバンドで、顔をはじめ個人情報を明かしていません。
ライブに行ってもMCがないため、わかることは限られてます。
ただ、過去のインタビューから、ちょっとしたことだけはわかっています。
おそらくsuisがn-bunaよりも年上?年齢・生年月日不詳
suisさんは年齢・生年月日は非公開です。
しかし、n-bunaさんは1995年8月17日生まれの25歳(2020年時点)ということが明らかになっています。
過去のインタビューではn-bunaさんがsuisさんに対して敬語を使ってることが多いので、おそらくsuisさんの方が年上です。
そう考えるとn-bunaさんの2020年時点での年齢計算すると、suisさんの年齢はそれよりも年上の26歳以上(2020年現在)から〜という予想です。(間違ってたらごめんなさい)
顔出ししない理由
音楽を伝える上で、ヴィジュアルが出ると表現に縛りが出てしまうため、物語を純粋な音楽と映像で大きく伝えるために顔出しをしないそうで。
ヨルシカが結成される前のn-bunaさんがsuisさんを招いたライブでは顔出しはされたそうですが、残ってる写真からはハッキリと見えません。
結成後の2019年のライブツアー「月光」では二人の姿はありましたが、強いスモークの演出がされており、ハッキリと顔は見えない形となっていました。
今後も顔出しをする予定はないようですので、スモークよりも徹底した顔隠しの演出を取り入れることが予想できます。
n-bunaの顔画像だけは流出してる
n-bunaさんはアンジャッシュの渡部さんに似てるという情報がありますが、実はn-bunaさんだと思われるハッキリとした写真も出回ってます。
直接見た人の証言通りに渡部さんそっくりです!
本当にn-bunaさんの可能性が高い写真ですね。
凝った演出ができないフェスにヨルシカは出れない?
そもそもライブ頻度の少ないヨルシカですが、顔出しNGということもあるので、フェスへの出演は絶望的です。
仮に大手のフェスにヘッドライナー級で出れるとなれば、主催者側がヨルシカ用の特別ステージを用意すると思いますが。
GReeeeN、マンウィズ、Xmasなどと対バンしたら斬新で面白そうですね。