昨今、米津玄師がブレイクしたことで、世間的に色眼鏡が外されたボカロ出身のミュージシャン。
「米津玄師の次は誰が来るのか?」、音楽好きであれば気になりますよね。
「ヨルシカ」と、「yoasobi」という芸術集団の2組が、ボカロ出身のアーティストでありながら、普通のメジャーアーティストに引けを取らないエグい再生数を稼いでいます。
また、「ずっと真夜中で良いのに。」通称「ずとまよ」と呼ばれるアーティストも人気です。
ボカロに詳しくない人からすると、同じ時期に、同じような名前の同じような構成の、似たテーマのユニットが登場したということで、イマイチ違いが分からずゴジャゴジャになっていることでしょう。
今日はヨルシカとYOASOBIの違いと、似ている部分をピックアップして、双方の魅力について書いてみたいと思います。
目次
YOASOBIとヨルシカと「ずとまよ」の違い
顔出しOKの「YOASOBI」とNGの「ヨルシカ」と「ずとまよ」
YOASOBIのAyaseとikura(幾田りら)さんの2人は普通に顔出ししてます。
ikuraさんもayaseさんも積極的ではないですが、必要であれば普通に顔出しをしてます。
n-bunaさんとsuisさんで成り立つヨルシカは結成前に顔出ししてましたが、現在のライブでも顔自体は見れますが、できるだけ意識して欲しくないような演出をしてます。
「ずっと真夜中でいいのに。」の「ACAね」さんも基本的には顔出ししてません。ツイッターなどでは首から下までの写真をアップしてたり、ライブでは普通に顔出ししてるので、ずっと謎っぽくやりたいわけではなさそうです。
メディア露出が多いyoasobiと地味なヨルシカと「ずとまよ」
YOASOBIは新人アーティストでありながらも、すでにラジオのパーソナリティを務めていたり、地上波の音楽番組に出演したりしてます。
ヨルシカは音楽番組で名前が上がることはありますが、本人らが出演したことは一度もありません。
「ずっと真夜中でいいのに。」も未だにテレビ出演はありません。
「suis」は成功を望んでないが「ikura」「ACAね」は野心家
YOASOBIのikuraさんとずとまよのACAねさんは、ユニットが組まれる以前から音楽の活動をしていました。自分がどうしたいかハッキリしており、すでに自立したプロのボーカリストという印象です。
一方のヨルシカのsuisさんは音楽のキャリアが0で、n-bunaさんに熱心に誘われて加入。suisさんのインタビューからも音楽での大きな成功や野心はなく、ただ純粋に歌うことが好きなだけの印象です。
自分で曲が作れないのはsuisだけ
YOASOBIのayaseさんも「ずとまよ」のACAねさんも自分で曲を作ることができますが、ヨルシカのsuisさんにはできません。
ヨルシカはn-bunaさんが完璧に仕上げてから曲をsuisさんに渡してるみたいなので、作曲に意見もしてません。
ヨルシカはライブでも映像が中心
YOASOBIも「ずとまよ」もライブでのパフォーマンスは普通ですが、ヨルシカだけは映像を中心にした内容です。
ヨルシカとYOASOBIは小説のストーリーがあるが「ずとまよ」は?
ヨルシカもYOASOBIも、文学的なストーリーがあって、それを音楽やMVで表現してますが。しかし、ずとまよは比較的にストーリーに凝っているわけではないです。
「ずとまよ」はフェスに出る
デビューして間もないずとまよですが、すでにフジロック、CDJなどの大型フェスに出演してます。
ずとまよだけはバンドライブに対する熱意が強く、さらには路上をしていた過去からもハングリーな印象です。
yoasobiとヨルシカと「ずとまよ」の共通点・似てる部分
ユニット名に「夜」
YOASOBIもヨルシカもずとまよも、ユニットのタイトルに「夜」が付きます。
これは誰が誰を意識してわけでもなく、たまたまというから驚きですね。
メジャーデビューが同時期
ヨルシカ、YOASOBIは2019年にメジャーデビュー。ずとまよは2組よりも1年早い2018年にメジャーデビューしてます。
デビューしてすぐに売れたというの共通しており、一般ユーザーの頭の中がゴジャゴジャしてしまうのも無理がないですよね。
激ウマな女性ボーカルのカリスマ性
ikuraさんもACAねさんもsuisさんも圧倒的な歌唱力を誇ります。
そして、何かとカリスマ性があります。
女性ボーカルが可愛い
YOASOBIのKlahaさんが可愛いの写真を見れば分かりますが、ずとまよACAねさんも、ヨルシカのsuisさんも美人と評判です。
作曲者の平均年齢が同じ?
ずとまよACAねさんだけは実年齢が分かりませんが、YOASOBIのayaseさんは1994年生まれ、ヨルシカのn-bunaさんは1995年生まれ、年齢層が近いです。
ACAねさんの生まれた年も近かったら奇跡の同世代ですね。
アニメ主体のMV
3組、共にMVにアニメを使用してます。
アニメといっても、系統が微妙に違うから面白いですね。
物語のある音楽性
yoasobiはソニーミュージックが運営する小説&イラスト投稿サイト「monogatary.com」に投稿された小説を原作として作曲を行っています。
ヨルシカはn-bunaさんが作った長く壮大な物語を、映像や音楽で明確に表現されています。
「ずっと真夜中でいいのに。」と「ヨルシカ」と「yoasobi」がずっと比較される?
YouTubeでyoasobiやヨルシカのMVを見てると、おすすめの欄に「ずっと真夜中でいいのに。」が登場します。
ずとまよを見ていてもヨルシカやYOASOBIが登場し、3組の間で無限ループです。音楽性だけでなくユーザー層でも被ってるということですね。
似たもの同士で凌ぎを削って、最後には誰が残るのでしょうか。
2010年代はアイドル戦国時代にAKBやアイドリングなどの大人数の普通系女子ユニットが争ってた時代もありました。
2000年代は浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、倉木麻衣などの歌姫の争いがありました。
90年代はブランキーとミッシェルのような強面系ガレージバンドの争いがありました。
2020年代はボカロ出身者同士で始まるのかと思うとワクワクしますね。