かつて吉本興業のエース的存在であった島田紳助さんは、裏社会の方との交友が露わになり引退を決意しました。
世間が思っている以上に芸能事務所は闇社会とのつながりを嫌がっているということがわかる出来事でした。
あれから数年経った2019年。今度はグレーな職業の方と関わりがある芸人が何人も明らかになり、事務所から重たい処分を受けるなどして話題となっています。
今回、吉本興業からは11人の所属芸人が、闇営業を理由に謹慎などの処分を受けました。
目次
吉本興業ホームページでの謝罪声明
吉本興業は6月24日にホームページにて、闇営業が明らかになった芸人11人を公表し、正式に処分をすることを発表しました。
宮迫博之、田村亮、レイザーラモン HG、福島善成、くまだまさし、パンチ浜崎、木村卓寛、ムーディー勝山、2700、ディエゴに関するご報告とお詫び
弊社所属の雨上がり決死隊・宮迫博之(みやさこひろゆき/49 歳)、ロンドンブーツ1 号 2 号・田村亮(たむらりょう/47 歳)、レイザーラモン・HG(住谷正樹・すみたにまさき/43 歳)、ガリットチュウ・福島善成(ふくしまよしなり/41 歳)、くまだまさし(46 歳)、ザ・パンチ・パンチ浜崎(ぱんちはまさき/38 歳)、天津・木村卓寛(きむらたくひろ/43 歳)、
ムーディー勝山(むーでぃかつやま/39 歳)、2700・八十島宏行(やそしまひろゆき/35歳)、2700・常道裕史(つねみちひろし/36 歳)、ストロベビー・ディエゴ(41 歳)、の11 名を、本日をもって、当面の間、活動を停止し、謹慎処分とする旨を決定致しました。本件は、5 年ほど前に、上記芸人が特殊詐欺グループとされる反社会的勢力主催の会合へ参加していたとするものです。弊社が、複数回にわたり、該当タレントへのヒアリングや各自の記憶の整理、確認を丁寧に行った結果、該当する芸人において、反社会的勢力主催の会合であるとの認識はなく、また、報じられていたような金額ではありませんでしたが、会合への参加により一定の金銭を受領していたことが認められました。引用元:吉本ホームページ
当時、報道された内容と事実がどう違うのか丁寧に説明されています。
金銭は受け取ってないと主張していた芸人も、話し合いの中で実は受け取っていたことを認めたそうです、
また、受け取ったギャラが報道された金額とは違ったことにも触れていました。
謹慎処分を発表した芸人11人
宮迫博之
ロンドンブーツ1 号 2 号の田村亮
レイザーラモンHG(住谷正樹
ガリットチュウ福島善成
くまだまさし
ザ・パンチ・パンチ浜崎
天津の木村卓寛
ムーディー勝山
2700の八十島宏行と常道裕史
ストロベビー・ディエゴ
宮迫や田村亮の謹慎はどれだけの影響があるのか?
謹慎された芸人の中には宮迫さんや田村亮さんなど大物クラスの芸人もいます。
すでにレギュラー番組を多く抱えてる方も含んでるということで、今後は番組の差し替えなど対応に追われそうです。
反社会的勢力のパーティーに会社を通さず芸人を出席させる「闇営業」をしたとして、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也さん(42)が所属の吉本興業との契約を解消された問題で、吉本は24日、パーティーに出席していた宮迫博之さん(49)=雨上がり決死隊、田村亮さん(47)=ロンドンブーツ1号2号=ら所属芸人11人を謹慎処分にしたと発表した。人気芸人の処分により、劇場の出番変更だけでなく、テレビ局も番組の差し替えなどを迫られることになりそうだ。引用元:ヤフーニュー
特に宮迫さんはバラエディだけでなく、映画やドラマにも多く出演しており、有名アニメの吹き替えなど謹慎になったことで周囲に大迷惑をかけることが憶測されています。
一発屋芸人や、これからの重要な期待の新人まで含まれていることも残念です。
ただ、いずれもコンビの片方だけなので、コンビ揃って謹慎になることからは免れてよかったですね!
闇営業と芸人のお金の流れ
この闇営業の波乱は、カラテカの入江さんと楽しんごの発覚から始まりました。
オレオレ詐欺のグループということで、かなりの確率で売上は裏社会の組織に流れていたことが想像できます。
また、受け取ったお金をちゃんと申告して税金を納めていたのかというにも注目が集まっています。
さらには吉本興業自体が芸人さんと組織の関わりを知りながらも知らんぷりしていたのではないか?という疑いもあります。
宮迫の嘘
今回新たに問題になっているのは、闇営業が発覚した宮迫さんが、当初と自供が全く異なることです。
自分と家族の身を守るために、当たり前っちゃ当たり前かもしれせんが、やはり世間の声は厳しいです。
「金銭の授受はなかったという当初のウソがばれて、今回の処分となったわけですが、今後“反社会的勢力とは知らなかった”という証言が偽りだったという可能性もありますからね。真っ当な会社やグループへの“直営業”だったら、所属事務所と話し合って『ごめんなさい』で済むこと。けれども、今回は相手の素性がわかっていたから、ウソを重ねるしかなかったのではないでしょうか。この先、詐欺グループと認知していたという証言や証拠が出てきたら、もう釈明のしようもない」引用元Yahooニュース
宮迫さんからすると、今後の調査の中で、そのグループとの親密な関係がバレることが心配で仕方ないのでしょう。
過去には偉大な先輩(島田紳助)さんが、裏の組織との関わりを理由に引退されているという事例があるので、仮に宮迫さんも同じだったとしたら、妥当な処分が望まれます。
もともと生活が楽ではなかった若手芸人さんに限っては、今後はアテにしていた収入がなくなるということで、かなりのダメージを受けたことなるでしょう。