DREAMS COME TRUEの吉田美和さんといえば、独身時代から恋多き女性のイメージがあります。
2004年に映像ディレクターの方と事実婚を発表すると、世間では大きなニュースとなりました。
その後に事実婚の旦那と死別したり、19歳年下のサポートメンバーと再婚したり、男性絡みの話題は常に刺激的です。
今日は吉田美和さんが死別した元夫・末田健さんと、その彼に捧げた楽曲について書いてみたいと思います。
また、現在の旦那・鎌田樹音さんとの関係についても書いてみたいと思います。
目次
吉田美和は過去に事実婚。相手・末田健と死別し楽曲「AND I LOVE YOU」を捧げた
吉田美和さんといえば、長い独身貴族でした。
2012年に47歳で9歳年下のサポートミュージシャン・鎌田樹音さんと結婚した際には大きな話題となりました。
実は吉田美和さんが結婚したのは2012年が最初ではなく、2004年の39歳の頃に事実婚していたのです。
内縁の旦那であった男性は9歳年下の映像ディレクター・末田健さんでした。
名前 | 末田健 |
生年月日 | 1974年 |
職業 | 映像ディレクター |
最終学歴 | 東放学園専門学校放送芸術科 |
命日 | 2007年9月26日 |
末田健さんはm-floや大塚愛などのPV監督として活躍するなどの売れっ子で、吉田美和さんともドリカムのPV撮影で出会いました。
二人の交際が発覚すると、末田健さんが妻子持ちの不倫状態であることが明らかになり、世間では吉田美和さんをバッシングする声もありました。
実は吉田美和さんは週刊誌に報道が出るまで、末田健さんが妻子持ちの既婚者であることを知らず、報道が出た後は大変ショックを受けたそうです。
2004年に末田健との事実婚を発表。前妻とは2003年に離婚
週刊誌の報道で末田健さんが既婚者であったことを知って傷ついた吉田美和さんですが、その後に不倫関係は解消しませんでした。
2人で同棲状態となり、2003年には末田さんは嫁さんと離婚します。
離婚した翌年の2004年5月には、ドリカムのホームページで事実婚したことが発表されました。
籍を入れるわけでもないし、でも心意気は「共に白髪が生えるまで」だからさっ!
39歳にしての内縁の旦那獲得に、多くのドリカムファンが祝福しました。
2007年に末田健と死別。吉田美和に子供は生まれず
2004年に事実婚宣言して以来、公私共に幸せであった吉田美和さん。
39歳にしての結婚だったということで、子供は生まれませんでした。
結婚生活が始まって3年後の2007年に旦那・末田健さんは亡くなってしまいます。
33歳の若さでの死去でした。
吉田美和の最愛のパートナーである末田健監督が、2007年9月26日16時15分、胚細胞腫瘍で亡くなりました。
まだこの世に生を受けて33年しか経ってないのに、何かを急ぐように、次の世界に旅立ってしまいました。
ドリカムの20周年に向けて、末田監督にしか撮ることのできない吉田美和の長編ドキュメンタリーを作ろうと、あんなに張り切っていたのに、昨年末から着々と撮り進めていたのに、完成を見ることなく逝ってしまいました。
末田健さんの死因は胚細胞腫瘍でした。
末田さんは亡くなるまでに意識障害や頭痛・嘔吐などの症状があり、吉田美和さんは自宅に医療器を置いて看病に徹していたそうです。
頭痛や意識障害、嘔吐といった症状を訴える末田さんのため、吉田は自宅に医療機器を設置して必死の看病に努めた。
末田さんの入院と同じタイミングに、ドリカムの4年に一度の大規模ライブ「ドリカムワンダーランド」が控えていましたが、そのツアーも中止を考えていました。
しかし、末田さんが「ツアー楽しみにしてる!頑張って!」と吉田さんに声かけしたことでツアーを実現。
このツアーでの吉田美和さんは、ラブソングの際に涙を流すことが多く、かなりナーバスになっていたことが伺えました。
吉田美和さんはライブ会場と病室を行き来する不眠不休の生活を送り、ツアーは9月23日に無事に完走させました。
ツアーのファイナルが終わった3日後の9月26日に、末田健さんは息を引き取りました。
死去当時、末田さんとの死別を受け入れられない吉田美和さんは、廊下で大声で泣いていたそうです。
死別した末田健に捧げた「AND I LOVE YOU」。リリースの約束を果たす
2007年の「ドリカムワンダーランド」を、末田さんの一声で駆け抜けた吉田美和さん。
実は、吉田さんと末田さんにはもう1つ大切な約束がありました。
それは、「一緒に旅行した際に完成させた曲を07年のクリスマスまでに発売させる」という約束です。
末田さんの死去後、ショックのあまりに歌うことができなくなっていた吉田美和さんですが、末田さんとの約束を思い出し、思い出の曲「AND I LOVE YOU」を収録したアルバムのレコーディングを始めたのです。
映像ディレクターでもあった夫、末田健(享年33)との約束があった、と番組は報告。
2006年にドリカムと末田はプロモーションビデオの撮影のため世界中を旅行、その際に完成していた曲を収録したアルバムを07年のクリスマスまでに発売しようと話し合っていた。
その予定していたアルバムに、夫を追悼する「予想外」の新曲が加わった形だ。
曲のタイトルは「AND I LOVE YOU」。
1分52秒の短めの曲だが、吉田は収録時、歌詞を1行歌うごとに涙をあふれさせていたという。
結果、無事に約束の12月までに「AND I LOVE YOU」を収録したアルバムを発売することに成功しました。
「AND I LOVE YOU」のレコーディングの際、吉田美和さんはワンフレーズごとに涙が溢れ出し、なかなか進行せず苦しんだそうです。
アルバムの発売が決定した後、吉田美和さんの相方でドリカムのリーダーである中村正人さんは「末田健に捧げます」と声明。
そして、
スーくん。「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」を、スーくんに捧げます。たとえスーくんと吉田が別々の世界にいようと、ふたりのアイシテルのサインはお互いに届いていると信じています。だから、どうか、吉田を見守ってください。吉田がスーくんに触れることができなくても、彼女が歩き出せるよう力をください。できたらいっつも吉田のそばでうろうろしていてください。僕は、吉田がこの歌をまた歌える時がくるまで、静かに待ちます。
とコメントし、末田さんに対する追悼と、今後のしばらくはドリカムの活動を休止することを発表しました。
2007年の吉田美和さんは、旦那の看病、大規模ツアーの完走、旦那との死別、アルバムのレコーディングと色濃く消耗した1年となりました。
吉田美和の現在の旦那は鎌田樹音。婿養子で子供はいない
2007年に最愛の旦那と死別した吉田美和さん。
しばらくは恋愛から遠ざかっていた吉田美和さんでしたが、その後にドリカムのサポートを務めるギタリスト・鎌田樹音さんと交際。
芸名 | JUON |
本名 | 鎌田樹音 |
生年月日 | 1985年3月8日 |
出生地 | 沖縄県 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | AB型 |
著名な家族 | 嫁:吉田美和。母:りりィ(歌手)。叔父:前田達也(作曲家) |
所属 | ファジー・コントロール |
サポート | 稲葉浩志。スガシカオ。DREAMS COME TRUE。 |
末田さんとの死別から5年後の2012年には、鎌田樹音さんとの再婚を発表しました。
当時47歳にして19歳年下の男性との結婚だったということで、世間からは驚きの反応がありました。
妊娠はしておらず、現在までに子供が生まれているという情報はありません。
鎌田樹音さんはドリカム以外にも稲葉浩志さんやスガシカオさんなど、多くの実力はミュージシャンのバッグバンドを務める売れっ子でした。
元々、吉田美和さんと事務所が同じだったようで、結婚の3年前の2009年に紅白歌合戦では吉田美和さんの横で演奏する姿がありました。
婿養子で結婚の理由。吉田美和への尊敬から「名前を残したい」
結婚発表当時は、吉田さんと鎌田さんの19歳の年齢差と収入格差で話題となりました。
また、婿養子という形での結婚だったことも話題となりました。
鎌田樹音さんが婿様子という形になった理由としては、
「JUONくんとしては、“吉田美和”という偉大な名前を守りたいという思いと“身も心も全部あなたに捧げます。オレがあなたを守ります”という誓いの意味を込めて“婿入り”を申し出たそうですよ。さすがにこれには吉田さんも“彼は本気で自分を愛してくれている”“彼ならもう一度愛しても大丈夫だ”と心が動き、プロポーズを受けたんです」
と、公私共に”吉田美和さんにすべてを捧げたい”という決意の表れだったそうです。
離婚の噂も現在までに仲良し!母・リリィの死去後も支える
長く末田健さんとの傷心が心配されていた吉田美和さんだけに、鎌田さんとの結婚はファンの誰もが祝福しました。
ただ、ドリカムのヒストリーを深く知らない世間からすれば、「どうせ離婚する」と冷たい反応でした。
スターである吉田美和さんと、バッグバンドの鎌田さんなので、収入や知名度の格差が激しく、結婚後に衝突するのでは?との予想がありました。
さらには19歳も年齢差に、婿養子という形も一般的ではないのも関係していました。
2012年に’結婚し、その後に不倫や喧嘩などの情報はありません。
むしろ2016年に鎌田樹音さんの母”りりぃ”さんが亡くなった際、2人で寄り添って葬儀に参列する姿が目撃されており、現在では信頼し合える良い夫婦となっています。
さらに鎌田樹音さんが2019年に出演したラジオで吉田美和さんのことを積極的に話すなど、今でもラブラブであることがわかっています。
子供には恵まれていませんが、新婚当時に言われた、年齢差や収入格差などの問題はまったくなさそうです。