2016年のリオ五輪にてバドミントンの女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華さんが現役引退を発表しました。

今年で30歳になる高橋礼華さんにとって、東京五輪はキャリア最後の花道になる予定でした。

新型ウイルスの影響で東京五輪が延期なってしまった影響もあってか、ファンからは認め難い事実として受け止められそうです。

目次

高橋礼華が現役引退を発表

かつては「タカマツ」という異名で日本を元気付けた高橋さんと松友さん。

東京五輪も奮闘が期待されていただけに、この決断は国民的にも惜しいものであります。

会見で引退を報告した高橋礼華さんは悔し涙を流していました。

バドミントン女子ダブルスで16年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華(30)、松友美佐紀(28)=ともに日本ユニシス=が19日、オンラインで記者会見を行った。高橋は「8月31日をもって競技生活を終える決意をしました」と現役引退を報告。松友は現役を続行し、今後は混合ダブルスを軸に活動する。引用元:Yahooニュース

引退の理由自体が新型ウイルスだと言われていますが、この引退会見もオンラインという形だったのが憎いですね。

せめて普通に会見を開き、記者から惜しみない質問を受けて欲しかったです。

高橋礼華選手本人が語った引退の具体的な理由からは、新型ウイルスの影響だという言葉はありませんでした。

引退の理由は結果が残せなくなったからで五輪延期ではない

多くの方が高橋礼華さんの引退報道の見出しだけを見て、ウイルス拡大による東京五輪延期が理由だと勘違いしてるみたいですが、実際の理由はモチベーション低下によって結果が残せなくなったことを引退会見の中で挙げています。

高橋礼華さんは、

「リオ五輪で金メダルを獲ったあと、この次どうしていこうかとモチベーションにすごく悩んだ。気持ちを新たに東京五輪に向けて頑張ったきたが、19年の代表レースが始まってから思ったような結果も出すことができなかった」

と、ここ数年の選手として苦悩を告白しました。

今年2020年3月の全英オープン後に東京五輪が1年延期になったことも引退を決意する理由の1つになったとは言いますが、それが全てではないです。

そもそもモチベーションの持続が困難な中での延期、気持ちが付いていくはずもないですよね。

高橋礼華さんは会見の中で、

「あと1年自分の気持ちと体が持つのかなという気持ちもあって、素直な気持ちを松友選手やスタッフに伝えて、尊重してくれる形で今回の決断に至った」

と戦友の松友さんやスタッフらの了解を経ての決断だったと明かしました。

相方・松友美佐紀は引退せず現役続行!

高橋選手が引退を発表しましたが、相方の松友美佐紀さんは現役を続行すると明かしてます。

松友美佐紀さんと高橋さんは宮城の聖ウルスラ学院英智高時代からペアを組み、「タカマツ」の愛称で親しまれてきました。

東京オリンピックでの2連覇をペアの集大成に掲げてきましたが、思うように結果が残せない昨今でありました。

あのコンビがもう見れないなんて、せめて五輪で有終の美を飾って欲しかったですね・・・。

高橋礼華の引退理由が結婚だと言われるわけ

高橋礼華さんの引退の理由はモチベーションの低下、体力の衰えから結果が残せなかったこと、それに加えて五輪の1年延期に気持ちが切れてしまったことが挙げられてます。

しかし、ネットでは30歳という女性の節目であったことから「結婚を意識してるのではないか?」と勝手に憶測されています。

もしかした、東京五輪をキャリア最後の花道にして、そのまま結婚!というシナリオがあったんじゃないか説です。

個人的には今回の高橋さんの引退に結婚が絡んでることはないと見てますが。

高橋礼華の結婚と引退は関係ないと思う理由

そもそも高橋礼華さんは体力の衰えから、東京五輪出場を決める世界ランキングの対象大会で昨春以降の優勝が一度もなく、出場権圏外の日本勢3番手でした。

今年の五輪出場権争いは4月末まで行われる予定でしたが、だったが、感染拡大の影響で肝心の3月以降の国際大会が中止になるという事態になりました。

今年に開催できなかった五輪選考の対象大会は来年開かれる予定でしたが、すでに残り大会数は少なく、高橋礼華さんと松友の組は出場権獲得が厳しい状況でありました。

簡単に言えば、東京五輪に出場するのでさえ難しい状況だったので、有終の美を飾る場所はなかったということです。

そして仮に結婚を機に引退するのであれば、結婚の方を先に発表していたと思います。

確かに引退の理由が結婚だったらハッピーですが・・・。

大ファンの山下健二郎と結婚したら可愛いニュースだった

高橋礼華さんは生粋の三代目ファンとして知られています。

2015年に開かれた3代目のツアーにはライブシャツとタオルを着用しての参加。

それをツイッターにアップし、「幸せだった」とツイートしていたのです。

この投稿から1年後のリオ五輪でまさかの金メダルを獲得したということで、彼女のメディア出演も増え、ファンからは大好きな山下健二郎さんに近づけるチャンスだと言われてました。

なんせリオ五輪の決勝は、日本中の男子が高橋さんに夢中になるぐらい凄まじい戦いだったのですから。しかも高橋さんも可愛いとチヤホヤされていたので、彼女からアプローチがあれば叶わない夢ではなかったように思わせてました。

しかし、現実は甘くなく、これまでに高橋礼華さんと山下さんが交際に発展する噂さえもありませんでした。

実は隠れて交際してて、引退発表の後に山下さんと結婚ってシナリオならカッコ良かったんですが。

高橋礼華の引退に対する反応

リオの決勝の時、相手のデンマーク選手が試合終盤、ネット際で二度打ちした。審判は見逃していて松友選手が抗議したが認められなかった。スロー映像では丸わかりだったが、相手選手は笑っていた。
大逆転でタカマツが勝ったが、あれ、デンマークが勝ってたら後日大問題になってたんじゃないかと今でも思う。折れないメンタルなのか、逆に火が付いたのか分からないけれど。

あと1年気力が続かないとのこと。本当に素晴らしい活躍をありがとうございました。一方、もしかしたら同じバドミントン界の桃田選手にとっては、1年延長がものすごくプラスに作用する可能性が高い。人生はわからないものですね。。。

高橋選手の男性並みのスマッシュ力と、はにかんだ笑顔、故障して思い通りプレーできない悔しそうな表情、金メダルの際の涙、勝負を超えた相手との検討を称え合うスポーツマンシップ、等々、いつもその姿を拝見していて、自分が学生時代に部活動に青春をかけた思いを想起させてくれ、応援していました。30歳になるまで、おつかれさまでした。そしてありがとうと伝えたいです。リフレッシュされた後には、これからも、世界最高峰レベルの女子バドミントンの普及のために、ぜひご尽力をお願いしたいと思います。

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