誰もが憧れる伝説のバンド、ブランキージェットシティ。

過去の伝説を読み返してみても90年代に戻りたいぐらい懐かしいです。

ブランキーは名曲、名ライブだけでなく、たくさんの逸話をロック界に残して解散されていきました。

ただ、1つだけハッキリしないというか、釈然としない噂があります。

それはベンジーさんがロッキンのスタッフに暴行して土下座をさせたかしたかって話です。

調べるとロッキンの社長の渋谷さんの名前も並んで登場したり、「は?」って感じです。

目次

渋谷健一が渋谷氏に土下座をさせた?

ネットでこの伝説を調べてみると情報はかなり少ないです。

簡潔に噂をまとめると、

・ロッキンはブランキーをゴリ押ししていた

・ある時期に掌を返してブランキーの新譜を酷評

・ベンジーがロッキンに対して不快感を示す

・ロッキンのスタッフがベンジーと話し合いたいと会うが殴って土下座させる

・ロッキンはベンジーに対して被害届は出さなかった

・後にロッキンが事件の詳細を書く

・浅井さんは事実と異なると発言

・ロッキンが謝罪文を要求

・浅井さんはそれを断る

↑こんな流れが噂です。殴ったスタッフは編集長の兵庫さんなのか、社長の渋谷さんなのか、詳細は明かされていません。

個人的にも当時の記憶は曖昧です。

ベンジーさんがロッキンを嫌ってdisってたのリアルタイムで知ってましたが、殴っただの土下座させただのは匿名掲示板で書かれていたことなので、ちょっと信じるのは危険だなと思ってスルーしてました。(浅井さんのその手の噂はガセネタも含めてたくさんあったので)

でも、解散して何年経っても、その噂ばかりが未だにポツンと残って探索されている模様。

なんで、この噂ばかりが残ってるのか自分なりに考えてみましたが、やはり浅井さんは新しいバンドで現役バリバリ、どこかの媒体でブランキーの素晴らしさを振り返られるの同時に彼のことが気になる新世代の方が多くいるみたいですし、渋谷さんはロックフェスなどを通じて一般的に知る人が昔よりも増えたということで、より噂の闇が深まっているのかなと思います。

ベンジーの土下座事件の真相はアルバム酷評が伏線?

まず、ロッキンジャパンという雑誌は、ブランキージェットシティがデビューして以来、ずっと雑誌上でブランキーのアルバムを大褒めしていました。

特に社長の渋谷陽一さんは、ブランキーの1stから3rdまでのアルバムを非常に高く評価していました。渋谷氏はブランキーを「最後のロックバンド」「ロックの奇跡だ」として、デビューして間もない頃から、他誌とは比較にならないほど強くブランキー推しを続けていました。

実際に当時からブランキーは同誌の表紙を幾度と無く飾っていました。

が、2002年に発売されたロッキン(浅井さんが同誌に登場してる)の内容で、不穏な空気が流れ始めました。

最新アルバムのレビューに、「出来れば一枚にまとめてほしかった」「リラックスした浅井も悪くない」と微妙な評論。

このレビューを書いた外部ライターの遠藤利明)にベンジーさんは怒っていたそうです。

ベンジーはロッキンをdisる

この事件が起こる以前に、ベンジーさんはライブでSherbetsという曲の歌詞の一部を、

「ロッキングオンジャパンとかさー、なんか腐ってない?」、

と変えて歌ったりしてました。

さらにスペースシャワーTV「ウルトラカウントダウン」の生放送中に出演した際にベンジーさんは、

「(ロッキンの)レビューにはすごく傷ついた。」「ROCKIN'ON JAPANは買わないでほしい」と発言していました。

ロッキン側からベンジーに歩み寄ったが暴行?

例の事件に発展するまでに、アルバムレビュー以外にも伏線があったことが分かっています。

が、ある時にロッキンジャパン側からベンジーさんのマネージャーに連絡を入れ、話し合いたいと歩み寄ったそうです。

浅井健一さんとの話し合いに向かったのは当時の編集長の兵庫慎司さんです。

兵庫さんが話し合いの場である事務所に入ると、当時のマネージャーの堀さんから、「なめてるだろう」「何だあの記事は」と怒られたそうです。

兵庫さんに対して啖呵を切った後に、ベンジーさんとマネージャーの堀さんが兵庫さんの顔面を殴ったのです。

さらに兵庫さんが殴り倒されたところ、今後は背中や腰を何度も蹴ってしまったそうです。

最後は「もう二度と顔を見せるな」と、兵庫さんを事務所の部屋の外へ放り出した

ロッキン側が書いた話でしかないですが、浅井さんが改めて詳細を言及することがないので、真相は謎です。

ベンジーとロッキンの現在の仲は?謝罪の要求

ロッキンに事件の詳細を書かれてしまったベンジーさん。

後に雑誌「音楽と人」にてベンジーさんはそのことについてインタビューを受けていました。

ベンジーさんは、

「あのことはもう終わったこと、俺達が悪者で良いじゃん」

「事実と違うことも書かれて、納得はしてないが、もう関わりたくない」

と発言してます。

この発言に対してロッキン側は怒り、浅井さんに謝罪文を要求しました。

が、浅井さんは「基本的に悪いことはしていない」と謝罪文を拒否

このやりとりを最後に、事件の詳細をロッキン側か浅井さん側が語るようなことはありません。

ファンの間ではいまだに議論されてる内容ですが。

土下座はガセネタ?後にどちらかが謝まった?

ただ気になるのは、「土下座」はどこで行われたのか?という話です。

ベンジーさんに会いに行った編集長は怒鳴られ、殴られ、蹴られ、外に出されてしまってるので・・・もしかしたら、その流れの中で「土下座しろ」というような言葉があったのでしょうか?

その後に浅井さんがロッキン側に土下座して謝まったという話も聞きません。

そもそも「土下座」はガセネタだったということでしょうか?

渋谷さんは関係なかった?

土下座というワードが謎なのもそうですが、渋谷さんの名前が不本意に上がってますね。

やはり最初にブランキーを認めた男として、何か伏線に関わっていると思われているのでしょう。

アルバムの酷評をした人、話し合いに行って殴られた人、謝罪文を要求した人、どれも渋谷さんではありません。

ロッキンファンで、渋谷さんの大ファンの方は、殴られてもいないので安心してください!笑

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