ミッシェルガンエレファントが解散して17年の月日が経ちました。
解散してからしばらく、音楽系のラジオなどでリクエストが多くありましたが、流石にちょっとずつ減ってきてる印象。若者のロック離れもあってか、ミッシェルのかっこよさが新世代に知られてないのは悲しい事です。
たまにMステの特集で、バックれたタトゥーの代わりに1曲多く演奏したミッシェルの伝説を伝えるシーンがあり、そこでネットでフワッと名前が出たりはしますが。
ミッシェルガンエレファントが解散したのは2003年の10月11日の幕張メッセのステージ。
あれからメンバーの死去など悲しい出来事も重なり、すっかり再結成を望む声も消えてしまってます。
目次
ミッシェルガンエレファントの解散理由
未だにミッシェルガンエレファントが解散した理由は明確には語られていません。
表向きな言葉だけを集めて解読することができますが、長年一緒にやってきた仲間という事で、どこかで軋轢が生まれていてもおかしくありません。
おそらく、本当の解散の理由を知ることは、一生ないと思います。
あくまで憶測として、ミッシェルが解散した理由を探すことしかできません。
なんでもドキュメントにして売りにするバンドが多いだけに、このような謎掛けができることも、この時代のバンドの魅力ではありますが。
ミッシェルを一言で表すと、「日本ロックにおける伝説的バンド」。ミッシェルを聴かずにj-rockを語ることはできません。
それほどのバンドが、解散した理由をハッキリさせていないということ自体がとてもロックだと思います。
解散理由憶測1:ギターがしんどい、辛かった
どのバンドも時代によって楽曲もライブも変化していきますが、ミッシェルの場合は何年経っても守らないといけない系統?的なものがありました。
しかし、ギターを中心に洗練されたバンドに変化。チバさんのギターがガチになってきたことが、何か歯車を狂わせた気がします。
アベさんはギターがしんどくなったと、どこかのインタビューで答えてました。
シンプルで無骨なギターサウンドこそ、ミッシェル!そこだけは変わらないでいて欲しかったのでしょう。
解散理由憶測2:バンドの変化が怖かった?
最後のライブの映像を見てると、メンバーそれぞれの表情に違和感があります。特にアベさんとチバさんの態度の違いは極端です。
バンドが変わることを嫌がったアベさんと、自然に変化に乗れたチバさんとは顔つきは全く異なります。
ミッシェルらしさを失うことの恐怖、変わってほしくないという愛情が、解散の理由の1つだとされてます。
後期は実験的な曲が多く、初期のような勢いはありませんでした。
人気になればなるほど、いろんな人の目が気になってしまったのでしょう。
解散理由憶測3:単純にやり切った、燃え尽きた
日本の伝説的バンドとして語り継がれるミッシェル。
基本的にやり残したことはないというほど、全てをやり尽くしたように感じます。
そもそも解散に難しい理由なんて存在せず、普通に燃え尽きただけの可能性もあります。
ファンへの解散の挨拶は丁寧であった
解散理由こそハッキリと語られてないですが、解散をファンに発表する際には、かなり丁寧な段階を踏んでます。
メディアに出すよりも先にファンクラブで解散をお知らせし、新譜があるわけでもないのに全国ツアーを決行。最後のライブは幕張のオールスタンディング。
ラストライブの当日に、最後の曲としてシングルの発表までしています。
2019年にジャニーズ事務所所属の「嵐」がミッシェルと同じようなことをして話題になりましたが、ミッシェルの方が先です。
バンド守りたかっただけ?メンバー仲は良好
残念なことに、バンドの中でも重要な位置にいたギタリストのアベフトシさんは2009年に他界。
アベさんがいないのなら、もう再結成はありえないです。
解散の理由はいまだに不明ですが「メンバーの不仲」や「音楽性の違い」ではないと思います。
最後に良いアルバムを作りましたが、メンバーは最後の最後まで本当に仲が良かったし、みんな目指してる音楽も一緒だったと思います。
もしかしたら、後期の技術的な楽曲で、ミッシェルはしっかりと完結していたのかもしれません。
最後の最後にチバさんが洗練された大人の形を完成させて、綺麗にバンドを終わらせた。
そんな風に考えるのも有りですね。