2000年代の半ばから始まったアイドル戦国時代。
当時、ももクロは出遅れたイメージがありましたが、2010年代の半ばにアイドル戦国時代が落ち着いてくると、ライブ動員・ファンの熱の面でももクロは高水準をキープし、2020年代に入った今はボロ勝ち状態です。
プロデューサーの工夫や作曲のクオリティで凌ぎを削ってた時代がありましたが、今になってみると所属するメンバーそれぞれの自覚と責任・覚悟が他のアイドルグループの子達とは比較にならなかったなと。
”継続は力なり”という言葉がありますが、ももクロに身を捧げたメンバー達の熱意がずっと続いてるからこその大勝利であったと感じます。
ただ、実は、ももクロが結成される直前に召集される予定だったメンバーや、初期だけ在籍してたメンバーの中には、ももクロで売れることを諦め、見切りを付けた子達が多くいるのです。
今回はももクロに召集される予定だった0期と呼ばれるメンバーと、召集されたがすぐに脱退してしまった1期のメンバーについてまとめてみたいと思います。
初期メンバーだけでなく、他の歴代メンバーも脱退の理由も兼ねて、現在は何をしているのか?ということも調べてみました。
目次
ももクロに在籍してた初期・歴代メンバーの表
0期〜事務所の芸能3部で仮結成された時期(写真1枚だけ撮って崩壊)
名前 | 加入した年 | 脱退した年 | 在籍期間 |
伊倉愛美 | 2007年10月(0期) | 2008年12月29日 | 約1年2ヶ月 |
高井つき奈 | 2007年10月(0期) | 2008年?月 | 約1年? |
弓川留奈 | 2007年10月(0期) | 2008年?月 | 約1年? |
和川未優 | 2007年10月(0期) | 2008年12月29日 | 約1年2ヶ月 |
柏幸奈 | 2008年11月 | 2009年3月9日 | 約5ヶ月 |
早見あかり | 2008年11月 | 2011年4月 | 約3年 |
藤白すみれ | 2008年8月9日 | 2008年12月29日 | 約4ヶ月 |
有安杏果 | 2009年7月26日 | 2018年1月15日 | 約9年 |
ももクロの初期メンバーと脱退の歴史
ももクロの初期メンバーを知りたい方もいるでしょうが、実は初期メンバーの定義が曖昧なのです。
結成される前のメンバーと、結成当時のメンバーと、現在のももクロの形が出来上がった時期(カラーが付いたり、Zが付いたり)とで。
ザッと、これまでのメンバーの加入と入れ替えの歴史を追ってみたいと思います。
2007年10月時のメンバー(5名)ももクロ結成前
2007年の10月に、事務所としては初となるガチなアイドルグループを作るプロジェクトが始まりました。
芸能3部から、伊倉愛美・高井つき奈・高城れに・弓川留奈(現在は川又智菜美)・和川未優(現在は和川ミユウ)が選ばれました。
この段階では仮結成であり、まだ本格的に動き出していません。「ももいろクローバー」という名前自体も、まだ存在してません。
2008年3月時点のメンバー(6名)同年5月17日が結成日
去年の仮結成から、かなりメンバーが変更されました。
2008年3月の時点では、伊倉愛美・高井つき奈・高城れに・玉井詩織・百田夏菜子・和川未優の6人となりました。
グループ名は百田夏菜子の母の案で「ももいろクローバー」に決定しました。
同年5月17日に「川崎アゼリア」で開催された『スターダスト芸能3部オーディション』で初お披露目し、ももクロの正式な結成日となりました。
結成日の2008年にメンバーが何人も入れ替わる
同年に弓川留奈を除いた4名+玉井詩織、百田夏菜子の計6名でしたが、その後に柏幸奈・佐々木彩夏・早見あかり・藤白すみれが途中加入。
しかし、伊倉・高井・藤白・和川がグループを脱退するなどメンバーの入れ替わりが激しかったです。
2009年に柏幸奈脱退、有安杏果の加入により6人体制
柏幸奈さんは脱退した後に乃木坂46へ加入。
当時にして芸能界のキャリアがバリバリの有安さんが加入したことで、ももクロの形で整っていきます。
2011年に早見あかりの脱退により5人体制。「Z」が付く
透明感のある清楚なキャラで人気の早見さんが脱退してしまいます。
3年間の活動の中でファンを多く獲得していたビジュアル担当、そして貴重なMC担当だっただけに、メンバーもファンも落ち込んでいました。
ここでももクロは心機一転を試み、グループ名に「Z」を加え、「ももいろクローバーZ」に改名します。
改名した後の快進撃は言うまでもありません。
2018年に有安杏果の卒業で4人体制
5人体制で順調にキャリアが積み上がっていましたが、まさかの有安さんの卒業が発表。
約10年、共に戦ってきたメンバーがいなくなったことは、グループにとっても大きな損失でした。
もともと、彼女が加入してくれたことで、ももクロの現在までの形ができていたので、功労者である彼女へのリスペクトは、どんな理由で脱退したにせよ消えることはありません。
ももクロの歴代メンバーの現在と脱退した理由
早見あかりの脱退理由は存在意義と葛藤。現在は女優として活躍
グループのヴィジュアル担当だっただけでなくライブではMCでライブを盛り上げていました。
早見さんが脱退して理由は、
「ももクロでの自身の存在意義やアイドルとしての適性について悩み続けた末、元々目指していた女優の道に進もうと決意した」
とのことです。
この方が抜けた後の絶望感は凄まじかったですが、ももクロは負けじと改名し大ブレイク。
早見さんもももクロほどではないですが、女優でちょいちょい地位を磨いてます。
有安杏果の脱退理由は結婚?現在は幸せな人妻!
彼女が脱退したときは士気が下がるのではないかと心配されてました。
なんせ、医療関係の方と、患者として行った病院で出会ったという背景なのですから。
しかし、しっかりと幸せそうなので、ファンも安心してることでしょう。
柏幸奈の脱退理由は受験勉強。現在は乃木坂を経てモデル
2009年に受験勉強を理由にももクロを脱退した柏幸奈(かしわ ゆきな)さん。
その後は乃木坂のオーディションを受けて合格。
2013年に乃木坂を卒業すると、その後はモデルとして活躍されました。
ももクロも、乃木坂も、彼女が抜けた後に大ブレイクするという皮肉です。
伊倉愛美の現在は女優を中心に歌手活動・YouTuber
ももクロが結成される前から0期メンバーとして在籍していた伊倉さん。
「クリィミー・パフェ」というアイドルグループに加入するも2009年に活動停止。2011年1月10日に「クリミテーション」として再結成しましたが、同年10月23日に再び解散。
その後は太田プロに所属し、女優の活動と歌手の活動の両方を行なっているみたいです。
さらに「イクラ放送局」というユーチューブチャンネルを立ち上げて、YOUTUBERとしても活動しています。
YouTubeではももクロ時代の話も聞けて楽しいですよ!
高井つき奈の現在はアイドルプロデューサー?脱退理由は地元愛?
脱退した理由というよりも、ももクロの為に上京したタイミングに地元・名古屋で大型のアイドルグループが結成されると聞いて、そちらに移っただけのようです。
高井:『ももクロ』の活動拠点が東京だったので、一時は東京に引っ越してきていたのですが、活動を続けているうちに事務所の方から「名古屋を拠点にしたアイドルグループができるよ」というお話をいただいて、そちらに移ることになったんです。それが、SKE48だったんです。引用元:Yahoo!ニュース
高井さんはももクロを脱退した後にSKEに在籍していました。
その後にスターダストに所属していましたが、現在はプロフィールはありません。
彼女の現在のツイッターの投稿などから判断すると、現在はアイドルグループ「simpatix」のプロデューサー兼メンバーとして活躍しているようです。
和川未優の脱退理由は”自分の目標”現在はモデルを経て引退?
ももクロが立ち上げられた2008年の在籍メンバーですが、同年の年末に脱退してます。
脱退した際にはコメントを出しています。
ももいろクローバーを応援してくれるファンの皆さんへ私は自分の目標に向かっていくため、ももいろクローバーとは違う形で活動していくことになりました。ももクロのメンバーとして、とてもあたたかいファンの皆さんと一緒にたくさんの楽しい時間を過ごせた事は全部私の宝物です^^今まで本当にありがとうございました。これからは経験したことを活かして、もっともっと頑張っていくので、和川未優と新生ももいろクローバーを応援してもらえたら嬉しいです(*^_^*)
その後は「Bites.inc」という芸能事務所に所属。女性ファッション誌『non-no』の読モシスターズとして活動しているようです。
現在は芸能界からは引退してるようです。
藤白すみれの現在はグラビア・女優を経て引退し一般人?
藤白さんは2008年8月9日にももクロに加入しました。
同年12月に脱退し、伊倉さんと共にクリィミー・パフェというアイドルグループに所属。2009年12月にクリィミー・パフェは活動休止。
アイドルとして少しだけ活動した後は、グラビアや女優としても活動してました。
当時の所属事務所であるスターダストプロモーションの公式ページからプロフィールが削除されています。
彼女のSNSなども存在せず、現在は引退して普通に一般人をやってる説が強いです。
川又智菜美の現在はアナウンサーとして活躍!
ももクロ在籍時は弓川留奈という名前で活動していた彼女。在籍と言っても、立ち上げが発表された段階で、加入しなかったので、0期以上1期未満という複雑な立場です。
彼女は慶應義塾大学の法学部に合格し卒業。卒業後に山陽放送のアナウンサーになり、2017年に退社。
現在は女子アナを多数擁する芸能事務所のセントフォースしているようです。
2015年頃にももクロの現役メンバーと交流があることが明らかになっています。
アイドル戦国時代に脱退したメンバーを責める必要はない
冷静に考えてみて、あの時期にももクロを離れるという判断は冷静だったと思います。
昨今、ここまでももクロが売れたのは、当時のファンでも驚きだったからです。
当時はアイドリング、AKBと始まって二番煎じ、三番煎じの後発グループが多く誕生していた時代です。
比較的にももクロは最初の方に誕生したグループではありましたが、AKB系列の勢いが、あまりにも異常で目に余るものでした。
正直、初期のももクロファンの中には、AKBと掛け持ちしてアイドルライフを満喫してた人も多くいたことでしょう。最悪、ももクロに乗り換えたという人も多いと思います。モノノフと昔のAKBの話をしてると、やたら詳しい人がいますから。