政治家でありコメディアンでもある船場太郎さんが、11月27日に自宅で死去されました。
81歳でした。
久しぶりに名前を聞いた方も多いと思いますが、実は2019年には旭日小綬賞を受賞していました。
亡くなる最後まで活躍されていたということですね。
目次
船場太郎が死去。死因は非公開?葬儀は密葬
かつて吉本新喜劇でコメディアンとして活躍し、さらには大阪市議会議員も務めた船場太郎さん。
お笑いと政治の世界で活躍された多彩な方でありました。
船場太郎さんは11月27日の朝の、自宅で亡くなりました。81歳でした。
死因に関してはまだ公表はされていません。
最近は体調を崩していたということですが、新型ウイルスということは報じられていません。
遺族の意向で、葬儀は密葬で営まれるそうです。
船場太郎は現在までに政治家を引退
コメディアンから政治家に転身したイメージが強い船場太郎さん。
今でも政治家だと勘違いしてる人もいるみたいですが、実は2015年に政治家は引退されています。
政治家を引退した後は、自由気ままに多くのイベントにコンスタントに参加していたそうです。
おそらく、ガッツリ仕事をしなくても食べていけるような状態だったのではないでしょうか?もしくは公表はしていないものの、何か持病があった可能性もありますね。
吉本新喜劇の二代目の座長として吉本新喜劇の火付け役となった船場太郎さん。
1991年に新喜劇を退団し、その後に大阪市議会議員に当選し、政界に転身。
2015年の引退までに当選6回は驚異的です。
市議会議長も務め、2019年には旭日小綬賞を受賞するという快挙も遂げてます。
船場太郎のギャグセンスと「笑いは水もの」という美学
吉本新喜劇で活躍されていた船場太郎さんですが、今の若者は船場さんのギャグを知らないことでしょう。
実は今の若手芸人にも、船場太郎さんの流れを継承してる部分もあるのです。(というかあの時代の新喜劇のレジェンドのほとんどがそうですが)
船場太郎さんのギャグの王道といえば、
俳優・杉良太郎の読みの区切り方で「せん、ばたろうです」と名乗るもの。この音程の取り方が独特で素晴らしかったです!
また、「クワ〜クワ〜クワ〜」や「クォー!」と奇声を上げるギャグは、当時多くの子供が真似していました。
個人的に好きだったのは、船場太郎さんが「ワシは喧嘩が強いんや!」と言って 、「こう見えても俺は昔はま・・・ピンポンやってたんやぞ」と言ってみんなコケ、さらに 「それだけやないぞ空手もやってたんや」と言ってみんなが「おお~」と感心した後に「・・・まあこれは通信教育やけどな」と言って全員コケるというやつです。
この新喜劇での船場さんの流れは、その後のお笑いコンビのコント構成へ恩恵を与えていたと思います。
あの時代の吉本新喜劇は、原題と違ってアドリブが多く、その中でギャグが出来ていったという感覚的に凄まじいです。
船場さんは「笑いは水ものだ」という名言を残されています。
船場太郎と山田スミ子のコンビ(嫁ではない)
船場太郎さんが活躍していた時代の吉本新喜劇のマドンナ・山田スミ子さん。
実は山田スミ子さんも、船場太郎さんが亡くなる2020年の1年前の2019年2月12日に、直腸ガンでお亡くなりになりました。(享年73歳)
毎週土曜日、お昼の吉本新喜劇にはマドンナ役の山田スミ子さんの姿がありました。コントの相手役は船場太郎さんであることもあり、個人的に名コンビでありました。
山田さんと船場太郎さんが本当に付き合って結婚したら良いなと思っていました。
しかし、実際に船場太郎さんと恋の噂はなく、船場太郎さんは別の女性と結婚してしまいました。
船場太郎の嫁って誰?子供はいるのか
政治家になって以降、私生活の話が減ってしまった船場太郎さん。
実は結婚した相手というのは知られておらず、船場太郎さん自身あまり語ってきませんでした。
芸能人ではなく、一般人の女性じゃないか?という説が有力です。
ちなみに、過去に珍しく、船場太郎さんが自分の嫁について語っているコメントがありました。
「ウチの奥さんは僕よりも強いですよ!しかし、それが家庭が回る一番の潤滑油だとおもいます。座長から政治家になるときもいいんじゃないと一言くれただけでやる気がおきましたし、今でも僕の一言で笑ってくれる。それだけで家庭は朗らかになりますし今でもこの人と一緒に居れて幸せだなと思いますよ!この幸せをみんなに味わってほしいですね!そのためにはやはり大阪府でも資金の使い方やいかに皆様の家族のために使えるかというところに大事なところがあると思います!
この話を聞いてる限り、政治になる前のコメディアン時代に結婚されているということが分かります。
船場太郎の経歴/学歴・プロフィール
芸名:船場太郎(せんば たろう)
本名:松原 昌平
生年月日:1939年11月8日〜2020年11月27日
出身地:大阪府大阪市旭区
出身高校(最終学歴):大阪府立旭高等学校
職業:コメディアン。政治家。議員。議長。
船場太郎が死去したことへの反応
・ご冥福をお祈り致します。何もなかったけど、新喜劇が楽しませてくれました…心が豊かだった時代でしたね。それぞれのキャラクターが確立されていてそこにいるだけで笑いに包まれていました。楽しい時間をありがとうございました。
・吉本新喜劇のスターたちが次々と鬼籍に入られてゆく。土曜の昼。焼きそばと4チャン。八ちゃん京やん木村進に高石太。おじゃましまんにゃわの竜じいに島木譲二。そして室谷信雄に船場太郎さんまでも、、、。
・船場さんがいた頃の吉本新喜劇は本当に面白かった。お笑いに関しても喜劇俳優としてもいい味を出されてたと思いますし、いい昭和の時代だった。逆に今の吉本新喜劇は何一つ面白くない。昭和の時代に戻りたいと思うばかりです。
・2枚目だけど、3枚目役が妙にマッチしていて、味のある良い役者さんでした。平成が始まった頃はもう新喜劇では見なくなっていたかな。議員している年数のほうが長い?
・新喜劇では二枚目役が多かったなー。相手は山田スミ子さんのイメージがあるけど、山田さんもお亡くなりになっているんですね。