竹下家は大家族シリーズの中で、最も世知辛いインパクトを残した伝説の大家族です。
埼玉県で生活に困窮していた大家族が、北海道・浜頓別の町おこしキャンペーンを利用し移住するも、”浪費”や”滞納”、または職場を喧嘩で退職など問題を多く抱えました。
放送は2009年と古いシリーズでありながらも、令和になった今もネット上で話題になるほど、竹下家は大人気でありました。
今日は、大家族シリーズ最強の問題作であった竹下家の”あらすじ”と”現在”について書いてみたいと思います。
母親や娘達に対する噂も多くあるので、それらについて触れてみたいと思います。
目次
竹下家の家族構成。父・勝裕、母・敦子、女6の大家族
竹下家は大家族シリーズには珍しい、”子供が全員女の子”という家族構成です。
父親の勝裕さんと母親の敦子の4歳差の夫婦です。
両親ともに東京都出身で、2人は出会いはスナックで、当時は母18歳、父23歳でした。
双子の長女の妊娠をきっかけに結婚に至りました。
放送当時、娘達の多くは学生で食べ盛りで一番お金の掛かる時期でした。
双子長女と末っ子の年齢差は11歳で、大家族ではありますが慢性的に子作りをしていたわけではなさそうです。
立場 | 2009年放送時点の年齢 |
父 | 竹下勝裕(たけした かつひろ・当時47歳) |
母 | 竹下敦子(たけした あつこ・当時43歳) |
長女 | 恵子(当時18歳)双子 |
次女 | 愛美(当時18歳)双子 |
三女 | 成美(当時16歳) |
四女 | 望美(当時15歳) |
五女 | 瞳美(当時11歳) |
六女 | 秀美(当時9歳) |
竹下家の簡単な流れ。埼玉県川越で困窮→北海道・浜頓別に移住→仕事辞めて出戻りもローン滞納
竹下家のシリーズは長く続きませんでしたが、短い期間で濃厚なトラブル沙汰がありました。
簡潔にまとめると、
・キャンペーンを利用し北海道・浜頓別に移住したが散財が理由でローンの頭金が払えない
・自分らでローンが組めない為、牧場を営む桜庭さんに連帯保証人になってもらい家のローンを組んでもらう
・父が職場でトラブルになり母と共に退職。(桜庭さんを怒らせる)
・浜頓別の現地で再就職が見込めず埼玉に出戻る
・家賃9万と北海道の家のローンが二重にのし掛かる
・娘たちに学校を辞めさせてバイトさせる。就職していた娘は無理矢理に退職
・無駄な出費が増え首が回らなくなる
・母が失踪
↑このような内容です。
大家族は埼玉県川越に住んでいたが、生活に困窮。 |
北海道浜頓別が行っている移住キャンペーンを知り、生活を一新するために家族での移住を決断。 |
移住し、夫婦で正社員の仕事を紹介してもらうが、車の購入など浪費がひどくお金が貯まらない。 |
キャンペーンの条件には”3年以内”での自宅購入があるものの、3年以内に頭金を貯金することができず、さらには移住前ローン滞納がネックになりローン組めず。 |
近所で牧場を営む桜庭さんにお願いし、連帯保証人になってもらう形で20年ローンを組み一軒家を購入。 |
父が職場で喧嘩をし退職しようとするも桜庭さんが激怒。一緒に職場で頭を下げて復職を認めてもらうが、その後に2度目の喧嘩&退職。 |
現地で次の正社員の仕事が簡単に見つかるわけもなく、逃げるように埼玉に出戻り。この際、自宅を売ることはしない。 |
退職金をアテに埼玉で新居を探すが、家具一式を現地に残しており、引っ越した際に再度無駄な出費。 |
娘達は学校を辞めてバイトに専念して家計を支える。現地で就職が決まっていた娘も泣く泣く諦めて埼玉でバイト。 |
北海道・浜頓別に放置した自宅のローンを滞納し、催促状が保証人の桜庭さんに届き、桜庭さんが激怒し埼玉まで詰めにくる。 |
埼玉まで探しにきた桜庭さんに見つかり、正座して謝罪するも頭を小突かれる始末。ここでも自宅を手放したくないと主張。 |
結局、浜頓別の自宅を手放すことになり、一家で思い出の自宅を訪問しサヨナラ。その後、母が失踪。 |
北海道・浜頓別の移住キャンペーン。正社員の仕事紹介と自宅の割引の条件
竹下家は北海道・浜頓別の町おこしのキャンペーンを利用して浜頓別に移住しました。
キャンペーンとして、”一軒家が割引価格で買える”、”正社員の仕事を紹介してくれる”というのがありましたが、条件に”3年以内に一軒家を購入する”というのがありました。
竹下家の良くなかった点は、夫婦で正社員の仕事を紹介してもらい、合わせて36万の収入があったにも関わらず、満足に貯金しなかったことです。
パソコンや車の購入など、浪費が多すぎたの原因だとされています。
頭金を貯金できなかったことに加えて、埼玉県にいた頃に住宅ローンを滞納歴があり、審査に引っかかってしまったのです。
同じ時期にキャンペーンで来た家族はみんな3年以内に家を建てており、竹下さんにも焦りが出ていました。
牧場経営の桜庭正昭さんが連帯保証人になり自宅購入。本人にも借金が1億以上あった
自力でのローン形成が不可能だった竹下家は、日頃からお世話になっていた近所で牧場を営む桜庭正昭さんに保証人をお願いしました。
桜庭正昭さんは自身も牧場の改装費などで借金が1億がある身でした。
又、30年ローンを希望していましたが、父・勝裕さんは40代で返済完了が70代になる見込みという悪条件でした。
桜庭さんはそんな最悪の条件であったにも関わらず、竹下家の自宅ローンの連帯保証人を受け入れてくれたのです。
「こっちで頼れる人がいない」とのことで、同情し保証人になってくれたのです。
町おこしに貢献しようという男気からも、シリーズでは桜庭さんのファンが大勢いました。
念願のマイホーム購入も父が職場で喧嘩し退職。復職後も2度目の退職
牧場経営の桜庭さんが連帯保証人になってくれたことでマイホームを購入できた竹下家。
桜庭さんに迷惑を掛けずに30年ローンを踏ん張ることが竹下家の大きな責任であり、幸せでありました。
新築が完成した際には地元に根付いてる儀式として餅を屋根から投げ、近所から集まった子供達も大はしゃぎ。
新築祝いも地元の方が大勢詰めかけ、盛大に祝いました。
しかし、自宅購入後に父・勝裕さんが直後に仕事を辞めると言い出したのです。
原因は職場の人間との揉め事でした。
職場が人員を削ったこと、上層部が仕事のスケジュールを勝手に決め始めたこと、また竹下さんのことを毛嫌いした会社の人間が上層部の方に密告したことが主な原因です。
夫婦で仕事を辞めたことを保証人になってくれた桜庭さんに報告に行きますが、当然桜庭さんは激怒。
以前から「仕事だけは辞めるな」と言われており、その約束を破ったことに激昂。
また、以前に埼玉でマンションのローンを滞納して持ってかれた事実もここで発覚しました。
、父・勝裕さんを引き連れで職場に謝罪に行かせ、自身も一緒になって頭を下げました。
桜庭さんが一緒に頭を下げてくれたことで、なんと復職が認められました。
お父さんは「しばらく我慢する」と、それから4年働きました。
しかし、4年後に再び会社の上層部と揉め、2度目の喧嘩、そして退職。
桜庭さんに2度目の相談に行きましたが、この際は怒られることなく容認してもらえました。
正社員の仕事を辞めて以降、北海道現地で仕事が自らず埼玉県に出戻り
2度の喧嘩で斡旋してもらった正社員の仕事を辞めてしまった父・勝裕さん。
母・敦子も同じ職場だったということで、夫婦で一緒になって辞めてしまいました。
その後、北海道の現地で正社員の仕事を探すも見つからず。
一度、埼玉に出戻って、体制を整えてから北海道に戻ろうと決断しました。
よって、北海道で購入した自宅は売らず、そのまま放置して埼玉に戻ったのです。
出戻った埼玉でも仕事はなく娘達のバイトで賄う。家具を再購入など無駄な出費
退職金の100万を手に埼玉に出戻った竹下家。
退職金をアテに新しい基盤を作ろうとしますが、ここでも無計画さを発揮してしまいます。
埼玉に到着する前に次の家を見つけておらず、突撃で不動産を周り、即日入居可能な家を探すしかなかったのです。
また、先に新居を決めて家具一式を郵送するようなこともせず、北海道に置き去りにしたことで再度購入し直したのです。
夜中まで不動産屋を回って見つけた家は、家賃9万の小さな一軒家でした。
埼玉では土木の正社員の仕事を見つけましたが、北海道に放置した家のローンは残高1800万円、そして車のローンで、合わせると家賃と借金だけで月の支出は24万円。
結局は娘達が学校を辞めてバイトで賄うことになりました。
子供達の中には隣町で一人暮らしし就職を済ませ、現地でうまくやっている子もいましたが、家庭の都合で泣く泣く退職して埼玉でバイトをする羽目になったのです。
また、お父さんが娘に対してバイトではなくて正社員で働いて欲しいと無茶振りし、その要望に苦しむ子もいました。
北海道の家のローンを滞納し桜庭さん宛に催促状が届く。埼玉で再会し激昂
埼玉に出戻り、娘達の協力で何とか生活の基盤を作ろうとした竹下家。
しかし、北海道に残したマイホームのローンを半年間一度も払っておらず、その催促状が保証人になってくれた桜庭さんの元に届いてしまったのです。
これに怒った桜庭さんが、番組スタッフに竹下家の住所を聞き、北海道から埼玉まで直接顔を合わせに来たのです。
激昂する桜庭さんに対して正座し頭を下げる父親。
埼玉に出戻った後、桜庭さんを着信拒否にしていたのです。
桜庭さんに頭をペチンと叩かれるシーンは竹下家のハイライトとなっています。
ここでもまとまった話はできず、とにかく”北海道の家は守りたい”との主張で終わりました。
北海道の家を手放す。最後に訪問した後に母・敦子が行方不明。自殺の心配も・・・
埼玉のマンションの家賃、北海道の自宅のローン、車のローンと毎月大型出費が続く竹下家。
こんな状況でも「家を手放したと言われたくない」とプライド優先で粘り続けました。
しかし、その後に首が回らない状況は続き、遂には北海道の家を手放すことを決断します。
最後、家族みんなで北海道の自宅に挨拶に行く姿は、何とも悲しい光景でした。
家族でマイホームにお別れを告げたあと、母の敦子さんが失踪してしまいます。
自殺したのでは?と心配されましたが、しばらくして敦子さんから、
「いつ戻れるかはわからないが、しばらく考えたい」
と連絡があり、父・勝裕さんは生きていてくれことに安心していました。
しかし、番組はここで終了してしまい、続編も放送されず、現在の夫婦や子供たちがどのような状態なのか謎のままでした。
最後の最後では父と娘達が”一緒に頑張ろう”と一致団結する空気でありましたが、その後のネット上の噂では、母親が再びに一緒に暮らすということにはならなかったとのことです。
竹下家の父母と子供の現在。浜頓別の自宅は1680万で販売。離婚や他界、骨肉腫の噂。
2009年の放送を最後に続編が登場しなかった竹下家。
一家のその後に関しては、ネット上に登場する噂しか耳にしません。
どれも公式なソースからではなく、掲示板などで”知人が””知り合いが””似た人が”という信憑性に欠ける噂ばかりです。
父 | 母と離婚し独身 |
母 | 父とは離婚。再婚or死去 |
長女 | 地元のスーパーで働く |
次女 | 既に結婚して苗字が違う |
三女 | 中卒でフリーター |
四女 | 中卒でフリーター |
五女 | 定時制高校卒業後、佐川急便に就職 |
六女 | 骨肉腫で足切断?他界? |
竹下家が手放した浜頓別のマイホームは2018年時点で1680万で販売
2009年のドキュメントの最後では、北海道・浜頓別に購入したマイホームを泣く泣く手放すシーンがありました。
その後、竹下家が住んでいた浜頓別の自宅がどうなったのか?
2003年頃に購入したと考えると、ローンは2033年まで続いていたはずです。
実は2018年時点で不動産サイトで同じ自宅が1680万で販売されているのが発見されています。
保証人である桜庭さんが2018年まで払い続け、所持し売りに出したのか。
もしくは、すぐに手放し別の所有者が売りに出したのか。
この点は不明です。
どちらにせよ、地元ではドキュメントで有名な物件なので、それが気になる人は買わなそうですね。
両親の離婚と母・敦子の死亡説。別の男性と同棲の噂も?
ネット上では、竹下家の父・勝裕さんと母・敦子さんが既に一緒に住んでいないとの情報があります。
番組の途中から既に夫婦の中は壊滅的でありましたので、その後に一緒に住んでいなことに驚く視聴者はいません。
ドキュメント後、すぐに離婚したとの噂もあれば、一時期は亡くなったという噂もありました。
また、母がその後に別の男性と交際&同棲しているとの噂もあったり、正確な情報はわかりません。
子供が骨肉腫で足切断?他界?匿名掲示板の噂で信憑性低い
竹下家のその後について様々な憶測がありますが、中でも気になるのが、末っ子が足を切断or死去したという噂です。
漂流家族竹下家のその後ってどうなったんですか?ガンか骨肉腫で足を切ってしまった子もいるらしいですが。。。
他の噂と同じくソースは匿名掲示板なので、信じて良いのか微妙です。
大家族物で、末っ子の赤ちゃんがお風呂場で溺れて亡くなるということがあったので、”末っ子”のワードが共通してるということで、別の家族の事故に引っ張られて登場しただけの可能性もあります。
竹下家の娘のブログが有名?放送前後の日記
(放送前の日記)
『最近のまなは、プチ大阪旅行を計画中!行きは夜行バスで帰りは 、次の日仕事だから新幹線! 関ジャニ∞のLIVEチケットが取れたら、参戦するって言うプランで(笑)楽しみ!』
『今日は、3ヶ月振りくらいにパチンコした! 新エヴァやってみたかったんだよね! したっけ、7連チャン位して18000円勝った! でも、当分はしないよ! その後レイクタウンに行った 鉄板焼き食べて、買い物スタート! 靴買って、31でフローズンフロートを買って帰宅! 来月の2日にLIVEがあるから、無駄遣い出来ないんだけどね』
(放送後の日記)
『関東圏では、先週と今日とでザ・ノンフィクションで竹下家の番組が放送されました。 見た人は、かなりイライラしたのではないでしょうか。 まぁアレが竹下家の現実です。 いろんな人の日記を見たり、掲示板を見ましたが、視聴者は素直です。
『貧乏なくせに、子供が太っている。』 『長女以外は、学校を中退してバイトしている。』 まず、太っていて悪かったねって感じです。 ただの悪口かよってね。
次に、私があの竹下家の次女ですよー。 学校も中退してないし、姉妹で唯一、正社員として地に足着けた生活してますって。 何か悲しくなったね。 悪口と批判のオンパレード。
内容の部分では、批判されるの分かるけど、ブスだの太ってるだの、外見の事かよッみたいな。 こりゃあ、公開処刑だね。 テレビなんて出るもんじゃないよ。』