ファンクの元祖とも言われてる「ネヴィル・ブラザーズ」ですが、中心メンバーであったアート・ネヴィルさんが、今年2019年7月22日に亡くなられました。81歳でした。

洋楽のファンク好きの間で知らない人はいない存在。

過去にはファンキー・ミーターズやネヴィル・ブラザーズなどで来日公演を果たし、日本国内でも根強い支持があることを証明していました。

すでに高齢で、次の来日講演は絶望的?と思われた矢先に、昨年の引退報道。さらには年を超えて約1年後に死去されるという、ファンにとっては悲しい出来事が続いてしまいました。

目次

アート・ネヴィルが死去。死因は不明

昨年2018年の末に音楽活動の第一線から引退することが報じられたアート・ネヴィルさん。

特に持病などの公表はありませんでしたが、近年まで活動を追っていたファンは、高齢であることがパフォーマンスの負担になっているようには感じていたそうです。

冷静に考えて、ファンク系の音楽活動を80歳まで続けただけでもすごいですが!

ファンク界のレジェンドの1人、アート・ネヴィルが、7月22日81歳で亡くなった。

死因は明かされていないが、2000年頃から体調が良くないと伝えられ、昨年終わり、引退を表明していた。長年のマネージャーKent Sorrell氏は、地元、ニューオーリンズの新聞『ザ・タイムズ=ピカユーン』に、「自宅にて、愛する妻の傍らで安らかに息を引き取った」と話している。引用元:Yahoo!ニュース

死因は公表されていませんが、最後は愛する妻の横で息を引き取ったそうです。

自宅で亡くなられたということで、具体的な死因が尚更気になりますね・・・。

弟・アーロンとネヴィルブラザーズで功績

アートさんは弟のアーロン、チャールズ、シリルとともに1977年に結成したネヴィル・ブラザーズでも活躍しましたが、功績はそれだけではありません。

アート・ネヴィルさんはミーターズを作った男。

さらにニューオーリンズ・ファンクの生みの親です。

これまでにネヴィル・ブラザーズを率いて、ニューオーリンズ音楽を広げ、可能性も掘り下げて、212世紀にかけて1つのジャンルとして確立させた偉大なるアーティストでした。

昨年の引退報道で、世界中のファンクファンが涙しました。

ネヴィル・ブラザーズのリーダー的存在で、ミーターズでも活躍したアート・ネヴィルが、音楽活動からの引退を表明した。

2018年12月17日に81歳になったアートは声明で、「支持してもらった素晴らしい年月と、われわれの音楽を世界と共有させてくれた」ことへの感謝を、ファンに向けて綴っている。引用元:Yahoo!ニュース

「素晴らしい年月」という表現が、何ともグッときます。

また、長く公私ともにパートナーであった弟のアーロンさんの追悼コメントも、とても感動的です。

弟:アーロン・ネヴィルの追悼コメント

弟のアーロンさんは、亡くなった兄のアートさんを「ビッグブラザー」「首長」「ボス」「レジェンド」と表現し、惜しみない尊敬の念を伝えてます。

「僕のビッグ・ブラザー、アーティ/パパ・ファンクはネヴィル族の首長、偉大なボス、はるか昔からのレジェンド、僕の最初のインスピレーションだった。僕は彼のスタイル、彼にしかできないあの高音で自然なテナーをコピーしようとしてきた」

「彼はいま、天国で母と父、Big Chief、Cookie、ブラザー・チャーリー、マック/ドクター・ジョン、アラン・トゥーサン、ジェイムス・ブッカーと再会している。天国のバンドはニューオーリンズの素晴らしいミュージシャンでいっぱいだ。彼らは両手を広げ、アーティを歓迎しているだろう。アーティ・パパ・ファンク・ネヴィル、あなたは、あなたを知る全ての人たちから心底愛されている」

これだけ弟から尊敬の言葉をもらえるだなんて、ファンクの才能だけでなく、人柄も素晴らしかった方なんだなと思います。

弟の言う通りに、天国にいるご両親や仲間たちと楽しくやっていると良いですね!

 

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